子供の歯科矯正・良い歯科医院の見分け方

子供歯科矯正
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子供の歯科矯正。けっこうなお値段もしますし、何より「子供のヤル気」と「親の負担」を見極めないといけませんね。

前回の記事で、「八重歯くらい部分矯正でどうにかならないの?」という私の浅はかな考えは見事に打ち砕かれました・・・。
今回は、いざ!矯正!と腹をくくるまでに確認すべきことと、良い歯科矯正医院の見極め方についての体験談を綴っていきます。

価格の安さ?通いやすい利便性?

少し長いので、ポイントだけ確認したい方は目次から気になる所を飛ばし読みしてください!

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子供の歯科矯正・今本当に始めるべき?

我が家が歯科矯正を始めようと決めたタイミングは、小学校6年生の時でした。きっかけは子供の歯並びに気がかりなことがあったためです。

とはいえ、毎日接している子供の歯並びに私は全く気が付いていませんでした。
ある日子供の方から「変な所から歯が生えてきている」と言われて初めて八重歯に気が付きました。(子供はお友達に指摘されたようです)

私自身が歯並びにコンプレックスがあったため、子供には同じ悩みを持ってほしくないと思いました。

子供の歯科矯正を検討するにあたって、想定しなくてはいけないことは3つあります。

・子供の気持ち
・親のスケジュール
・費用

1つずつどのようなことに配慮していくかを見ていきましょう。

子供に歯科矯正の覚悟はあるか?

「覚悟」というと大げさな表現のように思えますが、それだけ歯科矯正は日常生活に影響してくる医療行為です。

歯科矯正の種類にもよりますが、始めのうちは装着物の違和感(多少の痛みを伴う場合もあり)や発語のしにくさ、今までよりも念入りな歯磨きが必要になっていきます。
また最近主流になりつつある「インビザライン」というマウスピース型の矯正器具は、食事のたびに外したりする作業があるため、給食時に子供がその行為をできるか?というシムレーションも必要です。

ここでは子供の性格が大きく影響します!

子供の歯科矯正をするのに親が最も見極めるポイントとしては、子供の性格です。

・めんどくさがるタイプ(歯磨きもいつもテキトー)
・人の目を気にするタイプ

以上の2つに当てはまる子供には、それなりの覚悟が必要です。親の「歯科矯正を受けさせたい!」という熱意だけで突き進んでしまっては、後々お互いにストレスが溜まってしまいます。

我が家の場合は、子供の方から八重歯を報告してくれたことが後押しになりました。しかもお友達から指摘してもらったことで、「治した方がいいのかな?」という思いが本人の中で芽生えていたのです。
これはチャンスです。

また周りにも歯科矯正をしている子供がいたことや、コロナでマスクを装着した生活が続いていたことも後押しになったと思います。

この章のポイント!

歯科矯正を始めるには、歯科矯正をしている期間のあらゆるデメリットを子供に理解してもらうことが大切です。
それでもなお、「やる!」という子供の意志を確認してから病院を探すようにしましょう。

また、人の目を気にするタイプのお子様には、

★今はハタから見ても矯正だと気づかない器具があること
★コロナが終息に向かった後もマスクをする選択肢は当たり前になるであろうこと
★長い目で見た時に今のうちにやっておいた方が大人になってからラクなこと

をお話すると良いでしょう。

我が家の場合、「今から始めたら、高校に入る頃には取れるかもしれないね」と話していました。

親が歯科矯正の付き添いに柔軟に対応できるか?

続いては親の覚悟です。

お子様によっては一人で歯科矯正に通える子もいるでしょう。(実際に中学生くらいから一人で通っている子供が多いです)
とはいえ最初の数回のカウンセリングや大きな支払いが必要な時には、親の出番です。

仕事をしていたり他に兄弟がいたりとスケジュール調整が難しいお家は、そこに歯科矯正を組み込む余地があるか?を検討してみてください。

歯科矯正は今、最も予約が取りづらい治療だと言われています!


実際に歯科矯正に通う頻度は、最初のうちは1か月に1回。その後、2か月に1回のペースと頻度としてはさほど多くありません。
しかしこの1回の予約を取るのがけっこう至難の業で、人気の歯科医院ほど土日の予約は争奪戦なんです。

また予約は早い者順でどんどん埋まっていくので、診察後に次回の予約を入れておけるのが理想的。
できれば平日を狙いたいので、休み希望が通る職場であれば「子供の歯科矯正への理解と協力」を職場にお願いしておくと良いでしょう。

歯科矯正は間隔が極端にあいてしまうと計画が狂ってしまい、その分完了までの年月が延びてしまいます。そのため子供の習い事や部活の調整も必要です。
それに加えて親の仕事の調整と、色んな人の協力が不可欠です。

この章のポイント!

子供の歯科矯正には親の付き添いが必要になる場合があります。

★休み希望が職場に通りやすいか?
★家族で協力して同伴することはできるか?
★送迎しやすい場所に歯科医院はあるか?

を事前にクリアにしておきましょう。

歯科矯正費用が生活費を圧迫しないか?

最後は費用面の覚悟です。1番気がかりなポイントでもあるでしょう。

ぶっちゃけて言いますと、

今すぐ使っても痛くもかゆくもない100万円がある人は、費用面の心配はしなくてOKです。

この100万円は矯正にかかる全ての費用を見積もった金額です。(実際には少しお釣りがきます)
トータルでかかる費用なので、数年間分の診療代や矯正器具を外した後の調整代も含みます。

そしてこの費用は、都度支払う診療代を除き基本的には一括で支払う必要があります。(病院によってデンタルローンあり)

100万円が目減りしたら支障が出る家庭は、資金を工面するための計画を!

おそらくですが、「100万円の貯金がないワケではないけれど、今すぐ減るとなると不安になる・・・」というご家庭が多いと思うんです。
子供の習い事や教育費用・家のローン・他の家族の医療費・車検・・・etc

考え方としては、歯科矯正にかかる費用を歯科矯正にかかる月数で割ってみて、その分の出費を毎月の生活費から負担する余裕があるか?を出してみるとよいでしょう。

例えばトータル100万円の矯正費用がかかる前提で、これを矯正期間が3年として計算してみます。

100万円÷36か月=27777円

矯正をスタートさせてから3年間、毎月約28000円が生活費として計上されても平気かどうか?を見極めます。

我が家は私が矯正費用を賄うために、外に出る仕事を1つ増やしました!

子供の歯科矯正に対する考えは人それぞれです。欧米であれば親の義務の一環として子供の歯並びに対する意識が高いですが、日本ではまだそこまでではありません。
気になる程度にも個人差がありますし、デンタルローンを組んで利子を払ってまでやるべきものなのかは疑問です。

これからますます歯科矯正の技術が上がれば、大人になってから始めても負担が少ない技術も向上するでしょうし、競合が増えれば歯科矯正費用が下がる可能性も充分に考えられます!

経済的理由から第一希望ではない矯正方法を妥協して選ぶなら、どんな方法でも選択できるくらいの資金調達が見込めてから矯正をスタートさせても遅くはありません。

この章のポイント!

健康保険が効かず生命保険の対象外でもある歯科矯正は、軽自動車1台が買えるくらいのお金がかかります。
子供のためにと先走る前に、本当に必要な借金(ローン)かどうかを検討した方がよいです。

★今の生活費の一部を矯正に充てるのではなく、矯正用の資金を新たに生み出す方法を考える
★同じ借金でも利子のない方法を選ぶ
★医療費控除を申請して戻ってくるお金について調べる

を実践してみることをおススメします。

また別な記事で書こうと思いますが、子供の歯科矯正は医療費控除の対象になる場合が多いです!デンタルローンを組んで利子を払うなら、申請すれば戻ってくるお金について調べてみた方がよいです。

我が家は利子が発生しない5回の分割振込を選択しました。矯正のために増やした仕事との収支のバランスを保つためです。

子供のための良い矯正歯科医院の見分け方

この章では、子供の歯科矯正のために良い歯医者さんの選び方について紹介していきます。

これは私も自分の子供に矯正を検討するようになって知ったことなのですが、歯医者さんの数が軒並み増えている現代でも、歯科矯正を行ってくれる歯医者さんは極端に少ないということです!

子供の歯科矯正医院を決めるまでのステップ1~まずはかかりつけの歯科医院に相談

我が家の場合は、いきなり歯科矯正専門の歯医者さんの門をくぐるのではなく、いつもお世話になっている歯医者さんに相談することから始めました。
1番の目的は、プロの目から見て「本当に矯正が必要かどうかを見極めていただく」ためです。

かかりつけ医ではまず歯全体のレントゲンを撮った上で、子供の年齢も総合して「歯科矯正が必要か?」「必要であれば始めるのに適した時期はいつか?」の見解をお話してくださいました。
そうすると「ここから先はお母様のご判断です」と、いくつか信頼できる歯科矯正医院のパンフレットを渡してくださいました。

ここに医師同士の利害関係があるのかどうかは分かりません。。。同じ大学の先輩後輩の関係もあるのかもしれません。
とはいえ、技術的にも人間的にも問題がある歯科医を紹介してしまえば、結果として自分の信頼をも失ってしまうため、医師からの紹介はけっこう重要な判断材料だと思います。

子供の歯科矯正医院を決めるまでのステップ2~事前比較

かかりつけ医からいただいた矯正歯科のパンフレットをもとに、対象の歯科医院のホームページをチェックします。ついでに紹介されなかった矯正歯科についても検索してみます。

・ホームページの更新頻度
・他の患者さんの口コミ
・おおよその料金が表示されているか?

などを中心にチェックしました。

その中から気になる歯科医院をピックアップして、電話で問い合わせをしてみます。
その時の受け答えの雰囲気で「歓迎ムード」が伝わってくるかどうか?が最終的な決め手になりました。

矯正歯科は予約が埋まっている状態なので、「今からだと早くて1か月後です」と上から目線で対応してくる病院もあります。
ホスピタリティ精神が受付スタッフまで浸透されている病院は信頼できます!

子供の歯科矯正医院を決めるまでのステップ3~初回カウンセリング

目ぼしい歯科医院に予約を入れたら、いざカウンセリングです。歯科医院によってはカウンセリングまでは無料で行ってくれる所もあります。

我が家が行った歯科医院では初回カウンセリングで、先生による歯のチェック・レントゲン・口腔内の写真撮影まで行ってくれました。
そのデータをもとに、先生から

・矯正が必要か?
・いつから必要か?
・どのような矯正方法があるか?
・矯正を行うメリットとデメリット
・矯正後に目指す着地点
・矯正にかかる費用

の説明があります。

矯正の目的は、見た目の歯並びだけではありません。
噛み合わせを整えることで、大人になっても健康な食生活をおくることができます。

八重歯のことばかり気にしていた私は、この時初めて子供の上の歯の中心と下の歯の中心がズレていることに気が付きました。
そして先生の説明を受けて、歯のズレは頭蓋骨全体の歪みも影響していることや、現時点での歯と歯の間の隙間、親知らずの有無などによっても治療方針が変わっていくことを知りました。

以上のカウンセリング体験を踏まえて、信頼できる矯正歯科医院の見分け方についてのポイントを6つ挙げていきます。

良い矯正歯科の見分け方のポイント1~治療を急かさない

「今すぐにでも始めた方がいい」「矯正するとこんなにいいことがある」と前のめりにアピールしてくる歯科医院よりも、ご自身の見解を論理的に説明してくれる医師の方が信頼できます。

かといって「今からだと初診は1か月後になりますけど」「ちゃんと毎月通えますか?」などと殿様気質が垣間見れるのも✖です。

「もしおやりになると決めたなら、精一杯お子様が健康な歯並びになるようサポートしていきます!」というスタンスを会話の中から感じ取れる病院を選んでください。

良い矯正歯科の見分け方のポイント2~デメリットの説明がある

メリットだけではなく、ちゃんと起こり得るデメリットの説明にも時間を割いてくれる医師は信用できます。

矯正することによってかかる子供への負荷や、矯正終了後に必ずしもパーフェクトな歯並びにならないことを包み隠さず教えてくれる先生です。

我が家の場合も、子供の骨格から総合的に判断して「キレイになってこの程度」というゴールの目安をきちんと伝えてくれました。矯正したからといって誰もがみんな歯のモデルのような歯並びにならないということです。

「この着地点に対して、かかる費用がこのくらいです。やりますか?」という問いかけがきちんとある医師は信頼ができます。

良い矯正歯科の見分け方のポイント3~全てにかかる費用の説明がある

子供の歯の矯正にかかる具体的な費用はホームページでは確認できません。子供によって矯正方針や期間に差があるからです。
実際にレントゲンや診療をしてみて初めて、正確な見積もりを出すことができます。

歯科矯正にかかる費用の内訳は、

・矯正器具代(30~70万円)
・各種検査料金(5~10万円・かかりつけ医からの紹介割引がある場合も)
・通院ごとの診療代(1回につき4000~7000円・1~2か月に1回のペース)
・矯正終了後の保定治療(3~5万円)

1番お金がかかってくる項目は矯正器具代金ですが、それ以外にかかってくる費用も積み重なるとけっこうな費用になります。
矯正が終わって数年間は「保定治療」(歯の歪みがもとに戻ってしまわないための大切な治療です)があるということも知りませんでしたし、歯科医院が遠い場合は毎回かかる交通費も考慮しなくてはいけません。

さらに重要なのが、これらの費用を

・税込みで表示しているか?
・後から追加で請求される費用はないか?

についても確認してください。

格安を謳っているクリニックの中には、矯正の進捗状況に合わせて後出しのように追加料金を提示してくるスタイルのところがあります!注意!!

ここで、最初の段階で「目指すゴールはこのくらいの歯並びです」と示してくれる医師の重要性が増してきます。

全てにかかる費用がこちらです。進捗状況により器具を追加した場合も、別途費用はかかりません。

成長途中の子供の歯科矯正は、先が正確に読めない難しさがあります。
全てを総合的に考慮した上で、正確で追加費用のかからない見積もりを出してくれる歯科医院を選びましょう。

良い矯正歯科の見分け方のポイント4~歯科医院全体の雰囲気が良い

矯正歯科には院長をはじめ、他の医師・衛生士・医療事務の方々が複数いらっしゃいます。

子供が最低でも3年間は通うことになる病院なので、医院全体に漂う接客応対力(人間力)をしっかり観察しておきましょう。
この場合、院長だけが感じがいいとか、受け付けのお姉さん一人だけが頑張っている・・・ではダメです。

医院全体の人間関係を観察して、「スタッフ同士の連携がとれていそう」「いつどのスタッフが対応しても等しい感じの良さ」があるかどうかを見極めます。

私の経験上、院長に忖度してるベテランのアクの強い女性スタッフがいる病院はNGです。他のスタッフへの目つきで分かりますし、少しでもイレギュラーな患者さんに対してのスキルが低いです。

また病院の普段の様子は、他の患者さんを観察することでも見極められます。待合室でリラックスした感じで待っている患者さんが多い歯科医院は安心です。

子供が一人で来るようになっても大丈夫かな?という目線で、ストレスの少ない歯科医院を選んであげるようにしましょう。

良い矯正歯科の見分け方のポイント5~過剰に高級志向ではない

歯科医院の中にはセレブ向けに過剰に内装にお金をかけた所もあります。場所も都心の一等地にあるビルの中だったりしますね。
このような歯科医院にはステイタスも含めて通いたい患者さんもいるので、それはそれで良いでしょう。

一方子供のための歯科矯正で、なおかつできるだけ料金を抑えたいと考えている人は、歯科医院の過剰な高級志向には注意した方が無難です。

まずは建っている場所です。できたばかりで街中の賃料が高そうなビルではないですか?
そして内装。清潔感よりもデザイナー的要素を強調している造りではありませんか?
院長が付けている腕時計や靴に、場にそぐわない成金っぽさを感じませんか?

どうしてこれらの特徴を持つクリニックを避けた方がいいかというと、その分の料金が患者からの治療費に上乗せされているからです。
歯科矯正費用は病院によって差があります。高級感の漂う内装の裏には、「これだけの空間を提供している分のサービス料」も含まれている可能性があります。

我が家が通っている矯正歯科は、清潔感がありつつウォータークーラーがあったり、壁に絵が飾られていたりと内装に気を配っている反面、築年数の古いビルの一室で開業していたり、壁にかかっているカレンダーが百均のものだったりと、節約できる部分はしているあたりに好感が持てます。

個人的偏見ですが、院長のイケメンさを全面に出した広告のクリニックは、良心的な治療代とは言い難い印象があります。あくまでも個人的意見です。

良い矯正歯科の見分け方のポイント6~生活スタイルに合わせた利便性

最後のポイントは通いやすさです。

歯科矯正は軌道に乗れば1~2か月に1回のペースの通院なので、そこまで頻繁ではありません。
毎回車で送迎できる環境であれば、そこまで立地にこだわることはないでしょう。

我が家は私が運転をしないため、子供一人でも歩いて行ける距離で病院を探しました。
例えば今後引っ越しの予定がある場合は、引っ越し後も通えるように駅近の歯科医院を検討する方法もあるかもしれません。

また部活や習い事がある子供の場合、ある程度夜遅くまでやっている病院の方がスケジュールが立てやすいです。

通い始めてからのスケジュールをシムレーションしてみると、どこに病院があってくれると助かるかが見えてきます。

良い矯正歯科の見分け方のポイント番外編~キャッシュレス決済に対応しているか?

これはポイ活をしている人向けのポイントです。

矯正器具代金は現金や振り込むでの対応がほとんどですが、毎回支払う診療代金をキャッシュレスで対応している病院は増えてきています。
毎回5000円前後はかかるので、その分のポイントがつけられたらラッキーですね。

子供の歯科矯正で良い歯科医院の見分け方~まとめ

体験談をもとに、子供の歯科矯正医院を見つけるためのポイントについてまとめてきました。(途中独断と偏見も混ざっていることをお許しください・・・)

良い歯科医院=親子でストレスなく通うことが想像できる医院

です。

ストレスに感じる部分は、人によって変わりますね。

・通いづらい場所
・後から追加される想定外の料金
・感じの悪いスタッフ
・思い描いた通りではない仕上がり・・・etc

抽象的な表現ではありますが、院長から「審美的要素」よりも「歯科医師的要素」を感じるクリニックの方が、私は信頼が持てます。

子供の歯の矯正は、「可愛くなる」とか「印象をよくするため」だけに行うものではありません。

歯の噛み合わせや骨格矯正、虫歯予防など、おじいちゃんおばあちゃんになっても健康でい続けるための医療行為であることを、しっかりと認識させてくれる病院を選ぶようにしてください!

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