季節の変わり目は寒暖の差が激しく体調管理が難しいですよね。
皆さん元気に外を歩かれていますか?
歩かなくてはいけないとわかっていても、どうしても家に閉じこもりがちの人にはある共通点があります。
それは「言い訳が上手」ということです。
いきなり厳しい言い方をしてしまって申し訳ないのですが、多くの病院関係者から耳にする共通の情報です。
「今日は雨が降っているから」
「夜は暗くて怖いから」
など、歩かなくてもいい口実を見つけることが本当に上手です。
さらに心の中には、
「歩かなければいけない」
「次病院に行った時に、歩いたことを証明しなくてはいけない」
などの後ろめたさも持っているため、いざ歩くとなるといきなり一万歩を目標にしたりします。
しんどい→ますます散歩が億劫になる
の悪循環です。
散歩は歩数よりも、短い時間でもよいので雨の日も寒い真冬の日でも、毎日継続して行うことの方が大切です。
さて以前の記事で、足に不安を抱える人に向けた人気の健康靴を紹介しました。
今回は健康靴と一緒に持っていると便利な、インソールについてのお話です。
インソールって本当に必要?
インソールとは、靴の中に入れて、歩くことから生じる足への衝撃を和らげてくれるものです。「中敷き」 と表現する方が多いですね。
この中敷き。 最近ではとても進化したものが増えてきています。
普通の靴も進化したインソールを入れることで、劇的に歩く感覚が変わります。
インソールには主に
・衝撃から足を守ってくれる
・今履いている靴を自分の足の形に合ったものに調整してくれる
・正しい姿勢や歩き方に導いてくれる
・靴擦れやつま先の負担を和らげてくれる
・長時間歩いても疲れにくくなる
・消臭効果
・靴のもちを良くしてくれる
などの効果があります。
例えば足のサイズで選んで靴を購入すると甲の部分が痛くなってしまうため、あえてワンサイズ上の靴を選ぶ人がいます。
そうするとかかと部分が余ってしまい、パカパカと歩きにくくなってしまいますね。
そのような時にインソールを使うだけで、足のサイズを調整しつつ甲の部分の痛みをも気にせず履くことができます。
どんなインソールを選べば良いの?
最近では100円ショップでも、可愛らしい絵柄のインソールがたくさん売られています。
靴の大きさに合わせてカットして使うことができるので、とても便利ですね。
ただし100円ショップで売られているものは、足の疲れを軽減させる効果までは期待できません。
インソールを選ぶ時に一番大切なことは、
今履いている靴で一番困っていることは何か?
をピックアップすることです。
「靴の内側の汚れが気になる」
の理由だけであれば、100円ショップのインソールで十分です。定期的に使い捨てで取り替えていけば、常に靴中を衛生的な状態で保つことができます。
消臭効果があるインソールも売られているので、「足の臭い」が気になる人にも対応できます。
「歩いてると足が痛い」
「靴のサイズがいつも合わない」
などの悩みを抱えている人は、目的に合ったインソールをしっかりと選ぶべきです。
インソールひとつで靴の選び方が変わる!
自分に合ったインソールを見つけると、今までよりもっと靴の選び方が楽しくなります!
欲しいけれど自分の足には合わないだろうな・・・と諦めていたデザインの靴も、ピンポイントで悩みを解決してくれるインソールがあれば、気兼ねなく買うことができます。
また、「すぐ足が痛くなってしまって長時間歩けない」人は、靴そのものよりもインソールを工夫することで解決するかもしれません。
まずはどんなインソールが売られているのか?足の悩み別に、今売れ筋のインソールをいくつか紹介していきます。
衝撃を吸収してくれるインソール
インソールで検索をすると、トップに表示されるワードが「衝撃吸収」です。
それだけ足にかかる負担を常日頃感じている人が多いのでしょう。
ドクターショールから販売されている新感覚のインソールは、長時間外回りをする営業マンや、スポーツで足を酷使する人たちの間で評判のインソールです。
必要に応じて自分の靴のサイズに合わせてカットして使用できます。
「エブリデイ」=通勤や買い物など日常の歩行に
「ワーク」=長時間の立ち仕事に
「アクティブプラス」=ウォーキングやランニングの時に
と、用途に合わせたインソールが用意されています。
人間工学に基づいた軽量設計で、強い衝撃による足への過度な負担を軽減してくれるインソールです。
最大30%衝撃を吸収する力があり、かかと・膝・足首を衝撃から守ってくれます。
足の臭いを消臭してくれるインソール
老若男女共通の悩みは足の臭いではないでしょうか。
特に汗を多くかく季節のムレは強烈で、出先で靴を脱ぐ場面があるとひやひやしてしまいます。
インパクトある名前のこの商品。徹底的に足の臭いに考慮されて作られたインソールです。
吸着・消臭速度が早く、香りでごまかさない消臭対策でよく売れている商品です。
足の臭いの原因はアンモニアです。これらの原因物質を化学反応によって効率よく吸収し、嫌な臭いを元からカットします。
生地の裏側には通気性のある繊維を使用していて、足のムレを防ぎ快適に保ちます。
27~28cmのビッグタイプも用意されています。
※足の臭いに特化して作られたインソールなので、消臭効果に対する驚きの口コミが多く寄せられています。一方で、クッション性を求めている人やランニングなどで使用する人には、靴の中でずれることがあるのであまり向いていません。
ドクターショールからレディース向けで、リーズナブルに消臭効果を期待できるインソールも発売されています。
爽やかなベビーパウダーの香りで、さらっとした爽快感を味わうことができます。
通気性に優れた機構で湿気も吸収してくれるので、雨が多く湿度が高い季節にも向いています。
ドクターショールの商品なので、足に優しいソフトな密度で衝撃を軽減する効果も兼ね備えています。
靴擦れを防止してくれるインソール
インソールには、かかと部分の靴擦れに対応した専用の商品が作られています。
T字型のデザインでかかとをしっかりと包み、摩擦や滑りを防ぎます。
ぴったりとした運動靴はもちろん、フォーマルな場面でのパンプスや革靴などにも対応しています。
足のサイズ調整にも適しているので、予備で数枚持っておくと重宝するでしょう。
中足痛骨頭痛・ モートン病・足底筋膜炎の症状を和らげる効果もあります。
ジェル透明タイプの靴擦れ防止インソールも売られています。
布製品よりも付けていることが目立たない商品です。水洗いも可能です。
ブリスター、カルスなどで悩んでいる人向けに開発された商品です。
またサイズが合わず、歩くたびにパカパカしてしまう靴に使うこともできます。
扁平足に対応したインソール
日本人に多い割合でいるのが扁平足です。通常の足よりも疲れやすいことが悩みです。
扁平足対策を施しているインソールは、内側縦方向のアーチ構造に配慮して作られています。足に受けた衝撃を吸収しやすくなるので、長時間歩いても疲れにくい効果があります。
市販されている靴は扁平足には考慮されていないので、扁平足に対応したインソールを活用することで、他の人と同じような距離を歩けるようになります。
外反母趾に対応したインソール
窮屈な靴を履く機会がある女性に多い症状です。悪化すると足が着くたびに強烈な痛みが生じます。
外反は親指だけではなく、足全体が変形していきます。
外反母趾を軽減してくれるインソールは、二つの山形クッションが縦と横の足のアーチを支えて正常な状態に保ちます。
このことで、外反の痛みの原因となるとつま先への負担を軽減してくれます。
インソールプロは、足・膝・腰などの悩みに対応したプロ仕様のインソールです。
外反母趾の痛みを気にしてかばうような歩き方をすることで、身体全体のバランスが崩れ、足以外のところにも不調が生じてきます。
外反母趾の傾向がある人は、1日でも早く専用のインソールを活用しましょう。
つま先用のインソール
かかと用のインソールがあれば、つま先用のインソールもあります。
足のつま先部分に痛みや違和感を持ちやすい人に向けられた商品です。
使用方法はつま先部分にインソールを押し込んで使います。ふわふわのクッションがつま先にしっかりフィットして、歩くたびに生じるつま先への衝撃を和らげてくれます。
低反発のウレタンを使用したつま先用のインソールは、別名フィッティングピローとも呼ばれています。
成長が早く、大きめの靴を買う必要がある子供のサイズ調整で使う親も多いです。
番外編~シークレットインソール
身長アップを目的とした、かかと部分に傾斜があるインソールも人気です。
傾斜の高さは選ぶことができ、最大で4cm身長アップすることができます。
ただ身長を高く見せるだけではなく、通気性を保ったり衝撃を吸収する効果もあります。
女性の場合かかとに傾斜を待たせることでふくらはぎが引き締まり、靴を履いて歩くだけで美脚効果を期待できます。
かかとが上がることで自然と背筋が伸び、猫背を解消する役割も果たしてくれます。
症状別に様々なインソールを紹介してきました。
ほとんどのインソールは1500円以内で購入することができます。インソールの効果を高めるには、定期的に交換して使うことが大切です。
インソールがあれば、お気に入りの靴をいつまでも長持ちさせることができます。
「どんな靴でも必ず痛くなる」
「自分にぴったり合った靴に未だに巡り会えていない」
という人は、インソールに問題があるのかもしれません。
加齢と共に足の悩みも増していきます。
少しでも足にかかる負担を軽減し、毎日元気に快適に歩けるようなインソールを試してみてください。
くれぐれも「歩くと足が痛くなるから」という理由が、歩かないことの口実になりませんように!
今回紹介したインソールはこちらから↓
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